2013.09.06 金曜日

豊橋発:交通事故被害者 3つの被害

交通事故被害者 3つの被害    

私は交通事故被害者には3つの被害があると思っている。   加害者による被害  一つは当然のことながら加害者による被害だ。日本では賠償保険が発達しているので加害者は保険で守られることになる。全て保険会社に任しているから、ということで謝罪にも来ない加害者は随分多い。被害者の痛みは金銭で補われることはない。特に痛みを一生抱えると言った重大な被害の場合に、感情が慰謝されることはない。   整形外科による被害  整形外科の場合、画像で診断する傾向が強い。確かに画像検査はとても大切だが、それだけで割り切れるものではない。例えばRSDという末梢神経の激しい痛みを伴う傷害があるが、これが見落とされている例はかなりある。あるいは、脳の傷害を伴うこともあるが、これも見落とされることがある。その点、整形外科医の限界として謙虚になればよいのだが、患者の気のせい、痛みを大げさに感じるタイプ、挙げ句の果てには詐病と判断する医師もいる。   保険会社による被害  事故が起こると、加害者よりも保険会社とのつきあいの方が長くなる。保険会社は治療費を支払い、休業補償を支払う。被害者はいちいち保険会社の担当者にお伺いを立てることになる。大部分は適切に対応しているかも知れないが、紛争になる事例では保険会社担当者が傲慢であることが多い。こんなのは裁判では認められませんよ、いやだったら裁判してくださいなどといったことは平気で言う。そろそろ治療を辞めてください、治療費はもう払いません、などどちらが被害者が分からない対応をする者もいる。    こうした問題について交通事故被害者ももっと賢くなり、自分の力で解決する姿勢が必要だ。弁護士はそうした被害者の努力を手助けする仕事になる。