2014.03.13 木曜日

豊橋発:自賠責保険について

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 自賠責保険について、「運行によつて他人の生命又は身体を害したとき」車両保有者に責任が生じた時には保険金が支払われます。人身傷害補償条項の「自動車の運行に起因する事故」もこれと同じ意味とされています。
 
 自動車の運行によって生じた損害というのは普通事故によって生じた場合なので、わかりやすいのですが、中には変わった事例が存在します。
 
 最近出た判決ですが、タクシーから降りかけた人が、段差があったために転倒したという事件があります。タクシーから降りた時に事故が、「自動車の運行に起因する事故」であれば、人身傷害補償条項(特約)に従い、保険会社に賠償請求できることになります。
 

 大阪地裁は単なる道路の転倒として保険会社に対する請求を棄却しました。ところが、大阪高裁は「運転手が座席のドアを開け、乗車が全員降車し終わってドアを再び閉じる間も、自動車運行中」と認定し、運行中であるとしたのです(大阪高裁H23.7.20判タ1384号232頁)。つまり、転倒は車中に残った妻がまだ料金を支払っている最中で、ドアは開いていたというので、ドアが開いている以上は車両運行中と判断したのです。
 
 この外にもこんな事故があります。
① ロープで牽引中の自動車の事故
② フォークリフトによる車両からの荷下ろし作業中に、フォークリフトの操作ミスによ り車両より転落した事故