2014.04.25 金曜日

豊橋発:「グローバル化経済の転換点」(中井浩之、中公新書)

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 ここ1年ぐらい、グローバリゼーションに関心を持ち続けている。最近は「グローバル化経済の転換点」(中井浩之、中公新書)を読み始めている。現在進行中だ。

 
 この本はグローバリゼーションを国際金融の動向から分析し、今後の国際秩序のあり方を論じたものだ。私はこれまでグローバリゼーションを資本の自由化としてとらえていて、「金融」という視点は全く欠落していた。
 
 経済に多少なりとも関心がある人からみると、何をいまさらと言うことだろう。ニュースでも繰り返し報道しているではないか、第一リーマンショックが金融危機からする経済不況ではないか、ということになる。
 
 しかし、金融は言ってみればマネーの移動ではないか。世の中の経済というのは価値の創造によって生まれるものであって、金融はあとでついて回るものではないか。日本の国際収支の悪化によって経済が弱っている、国際上の地位が低下したと言っても、それは、結果でしかない。つまり、物が売れなくなって、輸出が鈍化して、収支が悪化した。収支が悪化したから物が売れなくなった訳ではない。と思っていた。
 
 しかし、この本を読み始めてそうでもないことを理解しつつある。制度は実態のあるものだ。「マネジメント」とうのは組織、制度、その運用など組織の動きにかかわる全部を示すが、実態のあるものだ。頭の中や、机の上の観念的なものではない。金融というのは国際秩序の主要な部分をなしている。世界秩序のマネジメントの主要な分野であり、実態のあるものであることが、遅ればせながら分かってきた。
 
 しばらくは、この本を読んで、「金融」という国際経済のマネジメントとグローバリゼーションの意味合いについて勉強したい。