2014.11.05 水曜日

豊橋発:セクハラ、パワハラ、モラハラ

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 セクハラはセクシャルハラスメントで有名な言葉だ。職場で性的な不快行為を繰り返していくことで女性に精神的なストレスを与える場合だ。おっぱいやおしりに触るというのは犯罪行為だから当然許されない。
 
 「ごくろうさん」などと言いながら女性の肩を揉み始めるおっちゃんもいるが、こんなのもセクハラだ。卑猥な言葉を言ったり、職場でヌード写真を広げたりすることもセクハラだ。酔った勢いで、手を握って離さないなんてのは不快でセクハラとなる。けっこう、限界事例は難しい。
 
 パワハラというのはパワーハラスメントと言って、職場の上下関係を利用して暴力を振るう、頭ごなしに怒鳴りつけることを繰り返す、人格に及ぶ非難を繰り返すなど、上下関係があって逃げられない中で不当なストレスを与え続けるような場合だ。
 
 しかし、通常は指揮命令関係があるから、怒鳴られたり、注意されたりすることはある。それをパワハラと呼んで非難することはお門違いということになるだろう。このパワハラの限界事例はセクハラよりももっと難しい。
 
 モラハラはモラルハラスメントと言って、職場や夫婦関係で些細なことを取り上げて攻撃的な姿勢や言動を繰り返すことだ。日常生活では多少のことは大目に見ながら生活する。しかし、中にもことごとく細かく気に掛けるタイプがある。さらに小言として攻撃的にもの言うタイプがある。
 
 例えば、上司が仕事上の方針を伝えた場合、「早く言えばいいのに。」とか「段取りが悪い」とか愚痴ともつかない言葉を繰り返すとか、「そういうことだらお客さんが来ない」とか、こういう愚痴をこぼす平然と口に出す社員だ。あるいは同僚間でも性格の弱い者をねらって攻撃するタイプがある。こういう場合は職場の雰囲気は悪くなり、攻撃の対象となった人物は同僚であろうと上司であろうと精神的に参ってしまう。
 
 限界事例は本当に難しい。セクハラ、パワハラ、モラハラと言えば自分が許されるという身勝手な従業員もいる。職場で注意しあうことは当然のことだ。上司が指揮命令して強く行動を迫ることも必要だ。やる気のない社員を厳しく叱責することも必要だろう。パワハラ、モラハラなどと愚痴を言う社員には「甘えるな」と厳しく対応することも必要だ。
 
  こうした問題は結局社員教育や社風作りの問題に尽きると思う。また、セクハラなどでうつ病になったり、退職するというような明白な事件があった場合には躊躇無く問題点を明らかにして、セクハラなどを行った人間を注意し、改善を求めることが必要だと思う。日常の教育と、問題があった場合に職場環境の問題として問題を明白にして、見える化してあいまいにしないで解決する姿勢が大切だと思う。