名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.05.15 月曜日

過失相殺と判例

交通事故 過失相殺と判例(Yahoo知恵袋回答)
 

交通事故の話でふと思ったのですが。 過失割合って判例である程度決まってますよね…

交通事故の話でふと思ったのですが。
過失割合って判例である程度決まってますよね?
私の事故の場合15(私):85で自分の保険会社に頑張ってもらったものの15:85で押しきら れました。
まぁこれはこれでいいんです。
しかし慰謝料でも判例(裁判所基準?弁護士基準?)がありますが
これを最初から主張しても相手保険会社は『じゃあ裁判してください』となるようです(私なりに調べたところ)

片や『裁判で決まってますから』と言われ
片や『裁判したら貰える額なんで‥』と逃げる
まぁ保険屋なんてそういう商売なんですが
これっておかしくないですか?

 
過失相殺は判例である程度決まっています。これは東京地裁民事交通訴訟研究会がまとめています。有名な判例タイムズ「民事交通訴訟における過失相殺率の認定基準」ですね。
 
 
しかし、これは基準でしかありません。実際の裁判ではこれを基準にかなり動きます。例えば、交差点でも判例タイムズではで被害者に過失があるとします。しかし、状況によっては加害者が100ということもあります。赤信号で道路を渡って起きた事例でもきちっと争うことでそこそこ過失相殺を押さえることもあります。
 
損保の場合、会社の規則に従って機械的に処理することが義務づけられていますから、どうしても判例タイムズを形式的に当てはまる傾向にあります。損保の担当者は裁判の実際を知りませんが、専門家のようにふるわなければならないため、かなり無理なことも断定的に言う傾向にあります。