2017.09.19 火曜日
交通事故 高次脳機能障害の専門家
交通事故 高次脳機能障害の専門家
いろいろウェブサイトをあさっていると、交通事故専門の弁護士とういサイトによく出くわす。その中の少なくないサイトでは高次脳機能障害や重症事例、死亡事例を扱う法律事務所として宣伝しているようだ。
確かに、重症事例は賠償金額が大きく、それだけに対決が厳しくなる。
私が思うのは、こうした重症事例は家族の生活を一変して、大きな不幸をもたらすのだが、そうした人たちに弁護士は何を提供することができるかという視点の重要性だ。
高次脳機能障害の説明の大切だろう。どのようにして等級をあげていくかも大切だろう。訴訟になった場合の立証課題は何かということも大切だろう。しかし、それだけでは足りない。
高次脳機能障害の場合、他人には分からない、家族にしか分からない被害というのがある。性格が変わったと言っても何が変わったかわからない。計算ができなくなったと言っても分かってもらえない。ひどい被害なのだが、一人で買い物に行けるじゃないかと言われる。どうして、夫が職を辞してまで妻のそばにいなければならないか人にはなかなか分からないし、そこにある悔しい気持ちも分からない。
こうした、被害に対していっしょに立ち向かうというような姿勢が求められる。こうした人間性のない技術ばかりを売り込もうとしているサイトはどうも信用できない。
愛知、名古屋、弁護士、交通事故、中小企業、離婚、借金、相続 | 2017.09.19 火曜日