名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.11.06 月曜日

交通事故 高次脳機能障害の被害者

 高次脳機能障害の被害者の中には妄想を持つ被害者もいる。その妄想の被害者は最も近いところにいる親族だ。私の経験でも,事故により高次脳機能障害を負い,後見となった親族を攻撃し始めた。連日,電話をかける,くりかえし問題点を聞いてくる,それは大変な状態になった。私としてもどうしていいか分からず,結局,裁判所と相談した結果,後見は取り消され,親族は解放された。
 
 裁判は続くのだが,自分で裁判所に書類を出すようになり,ついには弁護士に無断で裁判を取り下げてしまった。法律のルールでは弁護士の行為と本人の行為が矛盾する場合には本人が優先する。せっかく進めてきたのに残念であった。
 
 もちろん,本人には責任はない。こうしたケースはどうにもならない。