2015.02.23 月曜日

豊橋発:コンプライアンスの重要性

コンプライアンスの重要性

 中小企業こそコンプライアンス(法令遵守)が大切だ。
 企業を大きくしたいと思っていたら、コンプライアンスのことにも目配りが必要だろう。
 
 例えば飲食店の場合、営業停止になった場合にはそのまま倒産につながってしまう。エステなどの「継続的な役務提供」でも、特定商品取引法などによって営業停止処分などがあり、3ヶ月の営業停止だけでも致命的な打撃を受ける。
 
 時間外労働に対して残業代などを支払わなかったりすれば、未払い残業代を請求されたり、労働基準監督署の指導を受けて応えなければならなかったりする。未払い材業代は時には200万円、300万円となることもめずらしくない。
 
 製造業だって、例外ではない。定められた手順を守らない、それについて報告がないなどコンプライアンス遵守が不十分であるばかりに最終ユーザーに大きな被害を与え、企業倒産に追い込まれることだってある。
 
 もちろん、大企業のような精緻なコンプライアンス体制を作り上げることは中小企業には不可能だし、意味がない。小さな田んぼを大型耕耘機で耕そうというもので、スケールに見合った体制でなければ意味がない。
 
 中小企業におけるコンプライアンスはシンプルなところから始めればよい。中小企業という小さな社会ではコンプライアンスというのは結局のところ企業風土をどのようにつくりあげるかというところから始まる。
 
 中小企業でのコンプライアンスは例えば次のように始める。
「私たちは、お客様においしさと安全をお届けする為に、お客様に対して全ての情報を開示し、全ての関係する法令を遵守します。」・・・・・
 
 以下はその作成の手順だ。
 
【第1段階:理念の構築】
① 自社の社会的存在意義、顧客は何を自社に求めているか考える。
② 顧客の満足、社会的役割を実現するために「誠実」であるということはどういうことか考える。
③ その上で、コンプライアンス理念を作成する。
【第2段階:体制の構築】
① 事業上必要な関係法令を洗い出す。
② 事業活動を行う上で法令遵守に必要なチェック項目を作り出していく。
③ チェック項目にPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)のPDCAサイクルを作りあげる。
【第3段階:実践と風土作り】
① 社長を中心にした強力なトップマネジメントの決意を明らかにする。
② 社員教育を浸透させる。
③ コンプライアンスについて躊躇無く明らかにしていくという報告、連絡、相談(ほう・れん・そう)の風土を作りあげる。