2015.02.23 月曜日

豊橋発:中小企業海外進出、みんなで助け合おう

中小企業海外進出、みんなで助け合おう

 グローバリゼーションの進展、円高から中小企業製造業の海外進出が加速している。主な方向は中国、ベトナム、タイ、インドネシアといったところか。中国はチャイナリスクが強調されることから敬遠されがちだ。
 
 しかし、中国は依然安い労働力が豊富にあることは変わりない。市場としての中国の存在感が大きくなっていることも見落とせない。他国に比較してインフラも徐々に整備されつつある。中国は海外進出先としての魅力は失っていないと思う。
 
 ここ最近の中小企業製造業の海外進出の特徴は、高度技術の小ロット製造業も海外進出を考えているところだろう。彼らは次の特徴を持っている。
 
 ① 既に進出を果たしている先進的な中小企業に寄り添う形でその実践的なノウハウを学び取ろうとしていること。
 ② 異なる技術を持っている中小企業が海外の特定の地域に助け合うようにして進出して、全体として顧客のニーズを引き出そうとしていること。
 
 例えば、株式会社テクニアは部品加工の中小企業だが、タイに進出を果たしている。近時はタイへの進出企業へのコンサルティング業務を始めている。社長の構想を聞くと、異種の製造業が共同して進出することで、タイに企業集積を図り一つのブランドを作りあげようとしているだ。
 
  株式会社テクニア → http://www.teknia.co.jp/ 
 
 今回、私が肩入れをしている、中国東営市の大阪ウェルディング社の例もそうだ。大阪ウェルディング社は既に中国東営経済開発区という若い開発区に進出を果たしている。社長は仲間として企業を受け入れて、東営市に工業団地を作りあげ、地域のブランド力を高めようとしている。
 
  大阪ウェルディング社 → http://www.osakawel.co.jp/
 
 大企業のように人材も資金も少ない中小企業がこうして助け合って、一つの海外ブランドを作りあげていくことは非常に重要だ。中国、タイ、ベトナム、インドネシアには既に大企業は進出している。しかし、外注先が見あたらない。どの国の製造業の水準は低く、日本水準の製品、日本水準のサービスを持つ中小企業の進出を求めている。
 
 こうした需要に期待をかけて、中小企業が海外に進出しようとしている。そんな中、中小企業のためのチャート作りが必要だ。