名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.07.16 日曜日

交通事故 事故後RSDが発症した事例

交通事故 事故後RSDが発症した事例

 この事件のややこしいのは、事故後の肩関節の手術をきっかけに急激に症状が悪化したことだ。RSDそのものは手術を契機に発症した可能性が高い。現在、依頼者の肩関節は拘縮し、可動域は半分になっている。
 
 そうなると問題点は次のようになる。今日、依頼者に改めて来て頂き、2時間にわたって問題点を整理した。うちの事務所の場合、依頼者とよく協議し、問題点を整理することにしている。
 
 ① 手術そのものが必要であったか。必要な手術によって生じたRSDであれば、RSDと事故との因果関係がみとめられることになる。
 
 ② RSDによる痛みが、肩関節のリハビリに影響をしていないか。病院は早期にRSDを見抜き、痛みを緩和させ、リハビリ可能な状態に置く義務があったのではないのか。
 
 RSDは発症経過が不明確である上、医学的にも解明されて折らず、治療方法も確立しているとはいいがたい。そのため、交通事故では難事件の一つとなっている。