2013.07.30 火曜日

豊橋発:評価損について

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自動車などの物損事故の場合、評価損が認められるかという問題があります。

これは、事故によって全損とまではいかず修理相当な場合だけれども、修理をしても回復しきれない価値の低下があった場合に、その低下した価値分を損害賠償として請求できるかの問題です。 具体的には、修理しても直しきれない車体の歪みや、事故歴・修理歴のために生じる商品価値の低下などが含まれる例もあります。
 
この評価損、一律に認められる訳ではなく、判例も分かれています。要は、ケースバイケース。
 
どのような事情がポイントになるかというと、事故当時の車両時価額、損傷の程度、修理内容、修理費用、初年度登録からの経過年数などが挙げられています。
 
もっとも、評価損が認められた例を見ていると、外国製高級車が目立つように思われます。 例えば、ポルシェ911、メルセデスベンツS500L、BMW735iなどなど。
 
上記判断要素について有利な事情を備えやすいということもあるかと思いますが、他方、高級車であるがゆえに訴訟をしてでも徹底的に争うことになりやすいということも関係しているかと思います。 費用対効果というところでしょうか。
 
そんなこともあってか、保険会社との示談交渉で評価損まで認めてもらうのは、なかなかに難しいようです。
 
ただ、今日普及しつつある弁護士費用特約付の保険で、特約が使えるケースであれば、訴訟も含めて検討の余地があるかもしれません。