2013.08.09 金曜日

豊橋発:信号の色で賠償金額は大きく変わります

「信号の色で賠償金額は大きく変わります」
 
交通事故の際,事故の当事者の間で,事故の時の信号の色がどうなっていたか,
よく争いになります。
 
この信号の色は,損害賠償の金額にとっても重要です。
事故があったとき,信号の色が何色であったかによって,お互いの過失の割合に
よって損害賠償を減額する,過失相殺の割合が大きく変わってくるからです。
 
そして,当然ですが,赤信号で交差点に入ったような場合は,責任が重くなります。
こちらが赤信号で相手の車が青信号だった場合だと,こちらの責任が100%
ということになって,全く賠償が認められないということにもなってしまいます。
 
また,赤でなく,黄信号の場合でも,賠償金額が何割か変わってくることが
多いです。ですので,信号の色について争いがあると,なかなか譲歩できず
大きな争いになってしまいがちです。
 
信号の色について証明するためには,実況見分調書(物損事故の場合は物件
事故報告書)や,信号サイクル,それに証人の証言等が必要になります。
 
実況見分調書は検察庁に対し,また信号サイクルは警察署に対し,弁護士
照会の手続をとって入手することができます。ただ,それだけで必ずしも
信号の色を証明できるとは限らないので,後は証人の証言も重要になってきます。
 
このため,信号の色が問題になりそうな場合,事故の目撃者に証人になって
もらうよう要請しておく必要が特にあります。また,記憶が薄れないうちに証言の
メモ等も残しておくべきでしょう。