名古屋E&J法律事務所ブログ

2019.08.11 日曜日

中小企業法務の特徴

中小企業法務の特徴は社長と弁護士との距離が近い点だ。社長とは友人のような関係になることが多い。私たちは社長と同じ目線に立ち、一つの事件を取り組むときに会社の経営上の戦略も念頭に話を進める。

 
 例えば、現在私が進めている事件は大手会社との間の取引に関する問題だ。社長の会社は相手の会社の事業にかなり依存しており、裁判するとなると大変な勇気が必要になる。しかし、会社の命運にかかわるトラブルにあってはそんなことも言っていられない。
 
 社長と私は、何回か話し合い、活路はこの裁判しかないという結論に達した。この裁判をした場合、相手会社との関係はさらに悪化するかもしれない。取引を打ち切られるかもしれない。しかし、私たちの分析では大手会社は私たちの取引を断ち切るのは難しいとの結論に達した。社長はここでがつんとやって置かなければ、どのみち会社を食われていくと考えたのだ。
 
 ある会社は社員の処遇に困っていた。会社は時代の流れに応じて変化する。しかし、社員はそう簡単には変わることはできない。もっている技術も古くなり、社内では大幅な組織の見直しが必要となった。
 
 職制や賃金体系の見直しはもちろん、社員に対する教育も課題となった。こうした問題は、弁護士と言うよりもむしろ社労士の課題となる。それも、経営戦略に関わるだけの経験と才覚のある社労士が必要となる。弁護士は同じ考え方を持った社労士とともにこの音大に取り組むことになる。
 
 ある会社では負債が経営を圧迫した。破産を考えなければならないほど深刻な事態に追い込まれていった。この負債の問題について、私は会計士、社長、会計担当社員と協議し、経営上の活路を協議している。最悪は破産ということもあり得るが、会社はそう簡単に倒産するものではない。
 
 私たちは経営上の課題、会計上の課題などを協議した上で経営戦略についても協議し活路を検討している。一時期の極端にひどい時期は現在は脱している。