名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.02.14 火曜日

自分の強みを考える

 コアコンピタンスという考え方があるそうだ。まだ、勉強していないのでよく分からないがこんなことを含んでいるのではなかろうか。
 
 企業の持っている強い技術、ノウハウに磨きをかけることが競争力を高めていくという考え方だ。この他社にまねできない能力を持つということは単に特定の能力が高いというだけではないということらしい。
 
 他社にない高い能力が社員全体の社風として定着する必要がある。「高み」があることが会社の誇りとなり、会社に対する忠誠心ともなることだろう。「我が社は○○の技術が強い。」と自慢げに話す社員は少なくない。
 
 それに、特定の能力の「高み」を知っているということは、他の分野、他項目でも高みが分かるということだ。国際的に通用する技術を知っていることで、国際的に通用するということはどういうことかを理解する。そのことが、他分野でも目指すべき基準となるだろう。
 
 他社にない能力があるということは、その能力がお客さんまで伝わらなければならない。それは公告宣伝上の工夫であったり、現在あるお客さんに対するアピールであったり、いまあるお客さんの向こうにいる隠れたお客さんに対するアピールだったりする。「技術のホンダ」という強みが会社全体の事業に高い信用を与える。
 
 「自社の強み」と、自分の市場、自分の顧客を考えることで同業他社との競争戦略も決まってくる。それはランチェスターのようにややこしいことを考えることができるかもしれない。
 
 つまり、「我が社の強み」というのは特定の能力をが強いということばかりでない。その強みを糧に統合される諸能力、社員育成能力であったり、会社の組織的能力であったり、営業能力であったり、競争力であったり、事業に必要なあらゆる能力全体を事業発展のために統合する能力が強いという意味が含まれなければならないということだろう。
 
 「我が社の強み」といのは、このように会社の理念にもかかわる戦略的な意味を持っている。トヨタ、ホンダ、日立、ソニーといった大企業がなぜ技術にこだわり、対外的にも対内的にも宣伝しているのか、企業戦略の問題として眺めてみるのもよいかと思う。