名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.02.21 火曜日

REIT/Real Estate Investment Trust 

ちょっとだけ ビジネス戦略用語「REIT」(リート)

 「今日から即使える 『最強ビジネス戦略51』」(朝日新聞出版社)が遂に読み終わった。末尾にビジネス戦略用語集があったので、できるだけ紹介したい。要点のさらに要点だから,いいかげんかな。

”REIT/Real Estate Investment Trust” リートは「不動産投資信託」と約される。
私も一度だけ不動産信託に関わったことがあるが、中々おもしろい世界だった。このような信託を利用するのは相当大きな不動産と言うことになる。このような信託を扱う会社は信託業法の許可や登録が必要になる。
 
「信託」という法律的にはやや技術的な手法を利用するのでおもしろいと言えばおもしろい手法だ。
これは、信託会社に不動産の権利を移転した上で、賃貸、時には転売を任せることになる。権利は移るが信託の限りで財産は分離され、信託の限りで委託者と受託者がつながっているということになる。
 
例えば、非常によい土地がある場合、複数の投資家を集めて10億円ぐらい集める。そのお金によって不動産を購入し、賃貸したり、何か開発する。いずれは転売することにより売却益を得るというようなことをする。その中核となるのが信託会社だ。
 
ところで、中国はちょっと前まで空前の景気に湧いていた。これは不動産投資の影響もだいぶある。中国では土地所有権が無かったために土地は全部国家、自治体のものだった(一部共同体所有がありますが)。それを利用許可という形で民間に売却していた。この時、ただの土地を、売ってお金を作るだけでなく、さらにとんでもなく大型の開発を行って付加価値を高めてお金をつくるという方式をとっていた。それによってお金が入ってきた。
 
巨大な道路、意味なくたくさん立ち並ぶアパート、巨大な公園、ほとんどどこも同じような大型開発が行われた。このとき、中国では土地信託が利用されいる。多くの人からお金を集めて自治体の巨大開発に投資し、見返りをえるという方式だ。
 
これはかつてリゾート・ゴルフ場開発で湧いた日本のバブル経済そのもので、中国のバブル経済ももう終わりだなとみんな感じている。