2017.07.19 水曜日

豊橋発:企業の健康診断

私は愛知中小企業家同友会という企業団体で経営相談室を担当している。相談室には弁護士,税理士,社労士,コンサルとかなりレベルの高い人材が結集している。この相談室では目下,「企業の健康診断」というものができないか検討中だ。


 人間ドックでは人の健康の目安となる基準を設けて検査を行う。身長,体重,視力,聴力など基礎的な情報を計測する。その上で尿,便の検査,血液検査,レントゲン写真,バリウム検査などを実施している。各検査では標準値からの逸脱の程度から異常を発見する仕組みになっている。

 企業でも同じようなことはできないだろうかというのが私たちの問題意識だ。
 もっとも,一口に企業と言っても業界も違えば,発達段階も異なる。この違いをどのように克服して内容を単純化させるか課題かも知れない。

 たとえば,顧問先から企業の健康診断のようなものを求められることがある。これは通常業務の時にはほとんど無いが,経営を新しくするとき,経営が著しく悪化して危ないと時には弁護士は企業から状況聞き取り,どこが最大の問題化を分析し,対処する。これの簡易版というのことなるかもしれない。

【基礎的情報】
 1. 業態
 2. 企業規模
  (売上,従業員数とその構成,労働組合の有無,工場数,支店数,負債規模)
 3. 会社の歴史
 
【顧客】
 1. 顧客から会社に利益が流れてくる流れの逐一
 2. 会社から顧客に商品,サービスが流れてくる流れの逐一
 3. 広告,宣伝

【商品】
 1. 商品の特性,魅力,顧客がどこに魅力を感じているか。
 2. 商品の持つ危険性
 3. 同業他社による模倣など競争の状況
 4. 商品開発のプロセス

【仕入れ・生産】
 1. 材料,半製品(外注を含む)が会社まで到達する逐一
 2. 代金の支払いプロセス
 3. 生産プロセス

【組織】
 1. 財務会計把握の正確性,企業健全度の指標としているものは何か
 2. 社員の労働状況