2019.02.18 月曜日

豊橋発:1分間マイケル・ポーター

 マイケル・ポーターの勉強もだいぶ進んできたので、おさらいのために「1分間のマイケル・ポーター」(ソフトバンククリエイティブ社)という本を買ってきた。これをちょっと読んで、マイケル・ポーターのどの部分のことが言われているか分かれば、一応、勉強していたということになる。


 最初の言葉は「競争の要因は、既存の競争企業を越えたところに存在する。」だ。

 「1分間」では、マイケル・ポーターの競争要因である5フォースが紹介されている。それは、①新規参入、②既存企業のポジション争い、③代替品の交渉力、④顧客の交渉力、⑤供給業者の交渉力という具合だ。


 仕入れでは安く仕入れたいと競争し、顧客にはたくさんかってほしいと競争する。業界に新規に参入する者もいるだろう。瀬戸物がプラスチックに変わったように代替品が競争力を持つこともある。


 「1分間」のこの言葉は、「競争」というのは様々な要素に分析でき、分析することで思わぬ強みや弱みを見いだすことができるということを言っている。マイケル・ポーターの特徴はある種の体系性ときめこまな分析だ。経営を科学するというのは事実に基づく分析力と、知識やアイディアが積み重なる体系性だ。体系は哲学によって支えられている。


 ポーターは「競争」と言い、「競争優位」と言い、そのための「戦略」的な思考を促す。しかし、たぶん、ポーターの言う競争は一斉に並んで走るという競争ではない。哲学に裏打ちされ、戦略的な分析と体系を整え、いかに競争を回避するかを考えつつ、市場を獲得していくというものではないだろうか。


 「競争が既存の企業を越えたところに存在する。」というポーターの言葉には、業界の慣習にとらわれない、あるいは常識にとらわれない競争要因の分析を行い、それまでにない事業展開戦略を見いだすという意味ではないだろうか。競争回避とは、それまでにはない戦略を展開して、違った競争のやり方を行い、顧客を獲得するという意味になるかな。

 

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