名古屋E&J法律事務所ブログ

2014.07.04 金曜日

最近倒産事件が増えてきた

 資金ショートによって企業倒産に至る。最近は手形がぐっと少なくなり、不渡りによって倒産することは少なくなってきた。
 
 外部環境がどんどん変化してきて、やむなく倒産に至るわけだが、そうはいっても中小企業の場合、倒産する企業の共通性がある。
 
 それは、会計がきちんとしていない点だ。会計がきちんとしていないというのは、事業上のキャッシュフローがあいまいになっていたり、少ない経営資源の適切な投資に失敗したりする。
 
 多くは税理士さんを頼んでいるので会計はできあがっているが、事業にとって役立つ形式になっていない例もある。会計を戦略的に組み立てるという意識が足りなくて、結局、自分の会社がどんな状態になっているか分からないまま経営を続けている例が倒産に至る事例だ。
 
 ほとんど信じられない例も存在する。
 たとえば、バブル時代に成功した創業者が、その価値観を棄てきれないで派手にお金を使うこともある。まわりの飲食店が低価格で勝負をしかけているのにそれについていけないで、新しい店をつくることばかり考える。金は銀行にある、いざとなったら借金すればいいと、目の前にある現金や預金を新しい店につぎ込んでしまう。
 
 この厳しい時代にきちんとした事業計画もなく投資するというのはとんでもないことだ。事業計画を立てるということは、失敗の基準も明らかにし、撤退のありかたも念頭に入れることだ。それもできないで新たな投資などはあり得ない。
 
 会計の状況を正確に把握し、やれることの限界を見定めることが必要だ。
 
 時代の状況はきびしい。きちんと体調を管理して健康を維持する者だけが生き残れるの同じように、会社の体調を徹底的に管理して、きちんと管理した者のみが生き残る。