名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.03.31 金曜日

ボディコピーの本

 「何度でも読みたい広告コピー」という本を買ってきた。キャッチコピーという言葉は知っていたが,ボディコピーという言葉は知らなかった。「印刷媒体を使った広告物の文字情報のうち、本文に当たる部分。」と定義されている。
 
 たとえばサントリーの黒烏龍茶の宣伝。
「お昼の中性脂肪に告ぐ」という表題から始まり,「食べ物も恋もすべての出会いは不意にやってくる。・・・・・・・いまトンカツを租借している。・・・・・ちかごろ大きい黒烏龍茶・・・・サントリー黒烏龍茶,あけよ。」とやや長めの宣伝文句が続く。広告の中で「商品の機能やコンセプトを伝えるのがボディコピー」ということだ。
 
 ポスターなど電車で見かけるが,中には文章が書いてある。
 余り読んだという記憶がないが,この本にはたくさんの名作ボディコピーが並べてあって,そういえばこんなことが書いてあったようなと思い出したりする。
 
 資生堂,リクルート,日本たばこ産業など名だたる会社のポスターとボディコピーが紹介してある。加えて,作者がそのコピーを作成した意図などがあって興味深い。
 
 缶コーヒーROOTSでは,一つ一つの説明よりも広告全体で「ルーツのパーソナリティを描く」ことを重視したそうだ。そして,「考える人に。ボトル缶コーヒー№1」と説明している。文章は「考える人」のための本格化コーヒーというコンセプトだ。
 
 京都ハーバー化粧品の宣伝では「美しさは背伸びしない。」と題名をつけ,「あなたの肌の美しさは,あなたの肌に眠っています。」と文章が始まる。肌のもつ潜在力を引き出すというコンセプトを的確に伝え,「気づき」の提案で「商品と使う人を結ぶ」と考えてたと作者は言う。「商品と使う人を結ぶ」とは中々いい言葉だ。
 
 こうして,いくつかの文書はとてもおもしろい。読んでいていいろいろイマジネーションがわいてくる。自分の商売をどのように表現するかは商売人の一つの才覚でもある。こうした,本をたまには読んで,鍛えてみてはいかが。