名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.04.18 火曜日

ブラック企業って何?

 ネット上でブラック企業という言葉がはやっている。ブラック企業というのはよく分からないが,労働基準法に違反したり,非近代的な上下関係を作ってパワハラが横行したりするような企業のことを指している。
 
 確かに最近はネット上で就職希望側からの企業評価されている。
 ブラック企業だけではないが就職する側からの企業の評判に関わるサイトはけっこうある。
 「ブラック企業大賞」,「2ちゃんねる」,「転職会議」,「みんなの就職活動日記」などがそれだ。
 
 2ちゃんねるの中には「ブラック企業偏差値ランキング」なんてのもあるらしい。ワタミなどは社員が自殺したということで裁判となり,ブラック企業の中では上位にランクされてしまっている。
 
 こうしたブラック企業のレッテルは確かに大企業が多いが,中小企業も無縁ではない。企業名をネットで検索すれば,企業の評判が検索されてしまう。ソーシャルメディアは誰でもどんな情報でも発信できるところがいいところだが,中小企業のこうした情報も検索できてしまうから恐ろしい。
 
 もちろん,逆の例もたくさんある。就職した結果,社員が企業のことを褒めてくれれば,そのまま企業の評判となって社会に伝わっていく。ともかく,ブラック企業対策はブラック企業と呼ばれている内容の反対のことをすればよい。
 
【ブラック企業の例】
① 残業代未払い・違法な長時間労働
  「深夜まで働かされる」「上司より早く帰宅するとクビになる。」
② 求人条件
  「求人票の内容と実際に異なる」
③ パワハラ・セクハラ
  「仕事ができないと暴力を振るわれる」,「セクハラだらけの会社」
④ 不当解雇
  「不当解雇で元従業員から訴訟されている」
⑤ 高い離職率
  「2年残る社員はほとんどいない」「入社しても履歴書を汚すだけ」
⑥ 企業体質
  「社長のほんの読書感想文欠かされる」「一族で会社を私物化している」
                                                    (ビジネス法務2014,5より)
 
 対策の根本は社員を大切にし,社員とともに会社を発展させていくという社風を作り上げることに尽きる。