名古屋E&J法律事務所ブログ

2019.08.13 火曜日

誰でもできるグローバリゼーション

最近、グローバリゼーションのことを考え始めている。  私の見たところでは最近のアジア市場には4つの特徴があると思う。

 
① 中国を中心に急速な経済成長が進行している。 ② 市場の融合が急速に進み、内需、外需の区別がつきにくくなっている。 ③ 富裕層、中間層が急速にひろがりつつある。 ④ 中国を中心に賃金が上昇している。
 
 グローバリゼーションの特徴は資本参加の自由化だった。15 年ぐらい前から日本企業による企業がアジア各地でどんどん立ち上がり、ベトナムや日本で生産された部品を中国で組み立てて欧米に輸出するというのが当たり前になっていた。生産の国際的分業がここまで進むのかという感じだった。
 
 そして、アジア全体の経済水準が上がり、アジアの役割は部品の組み立てだけではなくなった。アジア内部で完成品が取引されるようになった。自動車はその典型だ。アジアにも消費者が登場し始めた。アジア内貿易では完成品の輸出入が急激に増加している。
 
 これは、アジア全体には富裕層だけでなく、中間層と言われる人たちも増加し、消費も拡大していることと大いに関係しているだろう。また、中間層への移行をめざして工場労働者が賃上げを求め始め、中間層は拡大傾向だ。中国に安い労働力を求めた企業は「中国クライシス」などという言葉を数年前から使い始めている。
 
 昨今の、アジア市場の特徴は市場の融合の進展のように思う。  通信技術や物流技術の発達はめざましい。日本企業によっては中国は隣の県、場合によっては地方都市より便利に取引できる場所になっている。インターネットの発達により情報のやりとりに国境の壁、時間的空間的壁は無くなっている。
 
 さらに、市場の融合によって、中小企業に取って「お手軽な」商流も発達しはじめている。中小企業は海外への資本進出することなく海外市場に参入することが容易になっている。
 
 私の依頼者に製造業者がいるが、電話するたびにベトナムに行ってきます、中国に行っていました、韓国に行く予定です、と社長はかなり忙しい