名古屋E&J法律事務所ブログ

2016.01.25 月曜日

中小企業とアジアへの夢

 最近、中小企業とアジア市場との関係に関心が向いている。
 
 私が所属している中小企業家同友会の集まりで、私の問題意識を伝えて集まってもらうと、中国やベトナム、タイに進出したり、何らかの形で海外事業に関わったことのある企業がたくさんあったのにはとても驚いた。
 
 製造業では、海外企業との競争を強く意識し、その中で勝ち抜くために日々奮闘している企業も少なくない。ウェブサイトを作る会社でも中国などの海外向けのサイトを製作するサービスを始めようとしている企業もあった。
 
 会計事務所では、既に香港に事務所を置いて、中国進出企業の支援を始めていた。この会計士の先生は私と親しくしていただいているのだが、そんな事業を既に始めていたとは全く知らなかった。
 
 私の顧問先は液晶テレビの部品を製造しているが、中国煙台にある中国企業に輸出している。この企業は国外にあって生産拠点を作るか、国内の設備改善によって高品質を維持して進出を図るか迷ったのちに、国内を選択している。
 
 中小企業にとってアジアは本当に具体的な存在になっている。国内にいようが、海外に進出しようが、企業の顧客がアジアにいることは明らかで、日本の中小企業はアジアの顧客を具体的に考え、自分の射程に入れたいと考えている。
 
我々の顧客は誰か。  ① アジアの消費者、特に富裕層、中間層、中間層に入りかけている労働者  ② アジアに進出し、進出しようとしている日本企業  ③ 日本のすぐれた技術、人材を求めているアジア企業
 
 現在のアジア市場は激動している。激動するアジア市場の中で、我々の顧客を考え、我々の顧客が何を求めているかを考えることで、我々の行動が決められていく。
 
 少なくない企業は、アジアに進出するというのは「夢」ともなっている。企業家である以上大きな視点が欲しいと思うことは当然だろう。日本の中小企業はアジアに圧迫されているが、アジアに飛び立つ夢も得つつあるように思う。