名古屋E&J法律事務所ブログ

2016.02.25 木曜日

白圭といえば

白圭と言えば、中国戦国時代、周の人だ。米が豊作の年は米を買い、繭が豊作の年は絹を買う、そして、米が足りないとき、絹が足りないときに売るのだ。

 
 司馬遷、史記列伝、貨殖列伝に紹介されている。貨殖というのは富を集めるもの、商人のことだ。司馬遷は商人を好意的に見ている。誰もが富を求め、富が得られれば礼も得られると考えている。その司馬遷が、貨殖列伝の中で白圭を紹介している。
 
そこには白圭を評して
「飲み食いはそまつにして、欲望をこらえ、衣服も質素にして、はたらく下男たちと苦しみも楽しみも同じにし、時期をにがさぬことは、猛獣やはやぶさが飛びかかるようにする。」と書いてある。
 
 白圭はこんなことを言っているらしい。
「私が商売をするのは、伊尹(いいん)や呂尚の政略、孫子、呉子のいくさのかけひき、商鞅(しょうおう)の厳罰政治と同じことだ。そういうわけで時勢の変化をみぬく知力の足らぬもの、決断する勇気が足りぬもの、取ったり与えたりする仁徳に欠けるもの、きめたことをやりとおす意思の力の欠けたもの、そういうひとたちには、私のやりかたを学びたいと思っても、決して教えないのだ。」
 
 白圭は商業の祖師とされている。
 この人はだいたい紀元前400年ぐらいのひとでしょうね。