名古屋E&J法律事務所ブログ

2019.05.03 金曜日

交通事故,高次脳機能障害の認定手続き

 交通事故により頭部に強い衝撃を受けると,脳の機能が害されることがあります。脳はいろいろな情報,記憶を処理したり,情緒や未来へのイマジネーションを生み出したりします。こうした脳の機能が害されるような場合を高次脳機能障害と呼びます。

 高次脳機能障害は見落としされやすいため,その判断も難しくなります。自賠責では,高次脳機能障害の認定手続きを設けています。意識障害の持続や,診断書において高次脳機能障害とされているとか,高次脳機能障害が問題になる事情があると,高次脳機能障害審査会で検討されます。

 これは,脳神経外科医,弁護士などで構成され,高次脳機能障害が認められる否か,交通事故との因果関係はあるのかなどの事情が判断されます。この時の判断基準がいくつかあります。この判断基準は裁判でも影響力が大きく,これを打ち破るにはそうとうしっかりした主治医との協力関係が必要となります。