名古屋E&J法律事務所ブログ

2019.05.16 木曜日

交通事故 自賠の後遺障害認定は厳しめです

 後遺障害認定は損害保険料率算出機構が判断します。

 この後遺障害は医学的な見地もあるが、あくまで法令に定められた自賠責後遺障害の程度を認定する作業に過ぎません。後遺症認定非該当という判断は算出機構の手続内では分からなかったという意味以上はありません。医学的な判断がありそうですが,実際には必ずしも医師が判断している訳ではありません。

 算出機構の特徴は①大量処理すること、②医師ではない者でも判断できるよう画一的な基準による処理がされること、③大量処理から個別事情に踏み込めず、わずかな書類だけで判断することにあります。

 当然、少ない資料で、非専門家が、大量処理するため厳しめの方向になると思います。誰が見ても確実に後遺障害が残ってると言えるかどうかという厳しい考えにならざるえないところがあります。

 実際に自賠責認定を突破するためには裁判しかないのですが,困ったことに最近は裁判所でも自賠責認定判断を尊重する傾向が見られないわけではありません。難しいところですが,被害者側弁護士が少しずつ努力を重ねて判例を向上させていくほかはありません。