名古屋E&J法律事務所ブログ

2016.06.19 日曜日

交通事故 高次脳機能障害と介護

 高次脳機能障害は脳全体がバランスよく害されるわけではありません。ある部分は正常で、ある部分が害されます。一人で買い物ができるかと思うと実はスーパーまで行くことができません。行っても帰れないということがあります。しっかりしているようで調理は全くできず、コンロに火を入れたことをすっかり忘れてしまって、放置して危険と言うこともあります。こうした、被害者について医療機関などで被害の認定などはできるかもしれませんが、被害の程度を立証するのは容易ではありません。

 私どもがよく苦労するのは、介護の問題です。将来の介護費用を請求する場合に、常時介護、随時介護の区別があります。全社は常に誰かが付き添っていなければならないと言うレベルですし、後者は24時間とは言わないが時々は必要と言う場合です。一日あたり、いくらぐらいかと言うのは被害者の被害のレベル、介護の必要性のレベルによります。

 一日の生活を丹念に聞き、夫や妻がどの程度介護に関わっているかを裁判所にアピールすることになります。