名古屋E&J法律事務所ブログ

2019.07.16 火曜日

「他人のクルマを運転する時の保険~他車運転危険担保特約」

他人が所有している自動車を運転している時に起こしてしまった交通事故。  
   この他人のクルマでの交通事故の場合にも、自分の任意保険が使えるようにする特約が、他車運転危険担保特約。

   他人の自動車に任意保険がかけてなかったり、かけてある任意保険が自分は担保されない保険だったりした場合でも、自分の任意保険が効くことになります。
 
 担保してくれる範囲は、契約内容によりますが、対人・対物、人身傷害、搭乗者、車両等についても担保してくれるようです。
 
 ただ、ひとつの保険で2台以上の車両を担保することになるので、保険的には「一車両一保険」の原則で成り立っている保険制度からすると、例外的な扱い。  
  このため、限定的扱いとなり、適用されるのは「臨時に借用した車両」の運転中の事故に限られることとなります。  その結果、借用している車でも、「臨時」的でなく、「常時」使用している状態だと、適用されないことがあります。
 
 また、他人の車を運転することの「危険」は、自分の車と同じ範囲である必要があり、「他車」は自家用8車種の範囲に用途・車種が限定されています。
 
  また、事故は「運転」中のものに限られ、事故全般をカバーするものではないようです。
 
 このように便利な保険である反面、いろいろな制限もあるようですので、上記特約の契約内容について、一度約款をきちんと見ておかれるとよいと思います。