名古屋E&J法律事務所ブログ

2016.12.26 月曜日

交通事故 医療過誤との関係

交通事故では医療過誤と重なることがある。腰などの傷害を負ったあと整形外科に行くのだが、何でもないとして放置して自宅に返してしまったり、頸部の筋れん縮を放置したために筋肉の不可逆的な損傷を招いたり、腰部の骨折を経年変化だと思って治療を放置したりといろいろある。

 
 この場合、私は医療過誤訴訟として提訴することは少ない。交通事故との因果関係ある賠償として全て賠償されれば、被害者にとっては問題ないからだ。医療過誤とすることによる長期化や不雑化のリスクは避けた方がよいと考えている。
 
 しかし、例外もある。最近扱った事例では、肩の痛みが手術後悪化してしまった事例だ。術後悪化は明らかなので医療過誤訴訟は避けられない。医療側が必要な治療でかつ避けられない事故だったということであれば、術後悪化した障害部分は交通事故との因果関係があるということになろうし、医療過誤であれば医療機関が賠償責任を負うことになる。