名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.01.24 火曜日

交通事故 基礎 過失相殺

 事故が発生したときに、被害者にも落ち度があるという場合には「過失相殺」により賠償額が減額されます。加害者が悪いのは当然なのですが、被害拡大に被害者側にも理由がある場合には、減額することが公平であるとされています(民法722条)。
 
 過失相殺がある場合には治療費は健康保険を利用して、その金額を損保に支払わせるとよいかと思います。例えば過失相殺が3割だというとき、被害者側は3割相当の賠償金を負担することになります。治療費についても同様で、例えば治療費に総額100万円かかり、損保側がそれを負担した場合には、あとから過失相殺分の30万円の負担を求めてきます。健康保険を利用すれば、実際に支払う治療費全体は小さくなりますから相殺分も小さくなります。