名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.02.14 火曜日

交通事故 神経症状、12級と14級

 しびれ、痛みに、頭痛、耳鳴りなど神経症状は9級、12級、14級と分かれる。12級は「局部に頑固な神経症状を残すもの」、14級は「局部に神経症状を残すもの」と定義されていて、その差はあいまいだ。一般的には12級は画像などで他覚的に立証される場合と言われている。
 
 しかし、後遺障害は現実にどれほどの労働能力が喪失しているかという点が本来の争点であって、医学的立証があるかどうかは本来の問題ではない。裁判実務の感覚からすれば、画像所見が多少弱くとも、事故直後から著しい障害があること、医学的に説明のつく所見が認められることがあれば、後遺障害として12級が立証される場合がけっこうある。少なくとも私がいくつかかかわった事例ではそうだ。
 
 だが,少なくない弁護士が、画像所見がないという理由だけで、へたってしまい、争うことをやめて依頼者に説得にかかるが、どうも、よろしくないのではないかと思っている。