名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.02.23 木曜日

判決まで行く事件

 多くの交通事故事件は示談で解決する。保険会社の最初の提示額はほとんど低い額だ。しかし、弁護士が介入するとだいたい、青本、赤本と言われる標準額に落ち着いていく。過失相殺や、後遺障害の認定などを争っていると裁判になるのだが、ほとんどの事例が裁判官の和解によって解決する。裁判所の和解は、青本、赤本に沿った解決額と、それに加えて弁護士費用、遅延損害金の3分の1ぐらいを上乗せすることが多い。判決になったら下がる可能性がありますよなどと言われると、ついつい和解に乗ってしまう。
 
 かくゆう私も、よほどの決意で臨まないと裁判官の説得に乗ってしまう。だが、本音を言えば、これは経験的な感なのだが、やはり判決にもっていった方が有利になることが多い。だから、私は依頼者が迷った時には判決に持っていくことにしている。ところが、「判決です。」「和解しません。」などと言うと、裁判官はさらに上乗せした和解案を提案してくることがあって、たちが悪い。裁判官の和解への意欲はなみなみならない。