2017.10.16 月曜日

豊橋発:交通事故 記憶障害

高次脳機能障害の被害に記憶障害というのがあります。

 これは交通事故による高次脳機能障害の中でも最もよくみかける被害でもあります。これは検査が比較的やりやすいということなのかもしれません。
 
 記憶障害の検査には次のものがあります。

① ウェクスラー記憶検査(MWS-R)
  これは国際的にもポピュラーな検査です。言語性記憶,視覚性記憶,注意力,集中力など様々な観点から記憶の力を試していきます。
  慶応義塾大学病院のHPはこちら → http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000387.html

② 三宅式記銘検査
  聴覚性言語の記憶検査です。
  関連する2つの単語を組み合わせてその記憶力を測ったり(たとえば,タバコ-マッチ,港-海など),関連しない2つの単語(少年-畳,入浴-財産など)を測ったりします。健常者の平均値は有関係対語で、第1施行8.5、第2施行9.8、第3施行10であり、無関係対語では第1施行4.5、第2施行7.6、第3施行8.5と言われています。
 
③ ベントン視覚検査
  視覚性注意,視覚性記憶,視覚構成能力の評価を目的とした検査です。特定の図形を再現してもらい,間違いを点数化します。誤謬は大きく6つのカテゴリに分類されます。すなわち,①省略・追加,②歪み,③保続,④回転,⑤置き違い,⑥大きさの誤りです。
  15歳から44歳が5以下,45歳から54歳g4以下,55歳から64歳が3以下だと問題有りとされますが,これだけでは判断できません。
 
 
④ Rey視覚性記銘検査
  視覚性記銘検査にはReyの視覚性複雑図形の再現検査があります。
 
⑤ 火事のはなし
  短い火事の話をして,直後,30分後と比較するテストです。
 
⑥ バーミード行動検査
  日常生活の行動を想定して記憶力を検査するものです。姓名,持ち物,約束,絵,物語,顔写真,道順,用件,見当識などを検査していきます。