名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.03.14 火曜日

交通事故 事故現場の重要性

 交通事故では過失の有無,過失相殺といった注意義務がしばしば問題になる。大きな事故で,相手の過失,被害者側の過失が問題になる事例では現場調査が必要だ。最近は,グーグルで現場が分かることがあってだいぶ役に立つが,現場に立って初めてイメージできることも少なくない。私の場合,すべての事故について現場に行くわけではないが,過失をシビアに争う事例では現場に行くようにしている。それも,同じ時刻が望ましい。
 
 現場に行って,何を見るかが重要であるが,被害者の立場,加害者の立場にたって,資料を見ながら事故を頭の中で再現する作業が重要だ。また,被害者,被害者の遺族といっしょになって現場を眺めることも必要だ。被害者,被害者の遺族は事件に対して私たちにくらべると遙かに真剣で,あらゆる可能性を追求する。それを真剣にききとり事故の真相を追及する。
 
 このとき,「聞く」という作業は,依頼者に弁護士のもっている質問を単純にぶつけることも含まれる。弁護士の納得が重要だからだ。ちょうど,刑事コロンボが分からない,分からないと疑問点をしつこく繰り返して行きながら,証人などから徐々に真相を聞き出すのとよく似ている。