名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.04.21 金曜日

後遺障害について

  交通事故にあったとき、事故から長期間経ってから予期せぬ後遺症が残ることが判明する場合もあります。
このようなとき、相手方と早期に示談を成立させてしまうことに不安を感じる方もいらっしゃると思います。
 
  示談成立時に予想できなかった後遺症について損害賠償請求できるかということについて、最高裁(昭和43年3月15日第二小法廷判決)は次のように判断しています。
 
「示談によって被害者が放棄した損害賠償請求権は、示談当時予想していた損害についてのもののみと解すべきであって、
その当時予想できなかった不測の再手術や後遺症がその後発生した場合その他の損害についてまで、賠償請求権を放棄した趣旨と解するのは、
当事者の合理的意思に合致するものとはいえない。」