名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.04.22 土曜日

準備書面

 

 準備書面というのは原告・被告の訴訟に対する考えを示す文書だ。裁判ではいろいろな証拠が提出されるが、弁護士はそうした証拠を評価したり、法的な組み立てを主張する。それをまとめたのが準備書面ということになる。訴訟の早い段階から最終準備書面までいろいろある。
 
 今、12級 vs.14級の事件の最終書面をまとめていて、どんな構成をしたものか悩んでいる。こんなのはどうかな。
 
1. 後遺障害の考え方。
 医学的判断から考えるのではなく、被害からから考える。まず被害の実態を直視して、その上でそれが医学的知見で補強できるかが重要で、医学的に確定した判断ができた上で被害の実態を見ようというのは本末転倒だ。
 
2. 本件事故の衝撃の程度
 
3. 本件事故直後の患者の症状の推移
  事故直後、患者の容態は劇的に変化し、辛酸をなめた。事故直前は健康で、事故直後がひどければ、それは事故によって生じた被害と考えるのが通常だ。
 
4. 症状固定後の被害者の支障
  事故後、事故前にできたことが事故後にできないこと、事故後の被害が事故直後の大きな傷害と連続性をもって変化してきたことが明らかであれば、それは事故後生じた被害と言える。
 
5. 事故後の被害者の支障が医学的に説明できるか。
  医学的な判断は患者の容態の推移と無関係に判断することあり得ない。検査所見に多少難点があっても、患者の容態と総合して考慮すれば後遺障害を認定できる。
 
6. まとめ