名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.05.11 木曜日

交通事故 刑事記録

交通事故で私たちは刑事記録をとりよせる。刑事記録の特徴はすべてが警察に都合のよいように作られている点だ。加害者がうそをいったりする。この時に、警察のストーリーがあってそれに反するウソは徹底的に追求するし、警察のストーリーにあうウソはそのままにしておく。

私たちが刑事記録を検討するときに、そのなかに真実が必ずあると考えて検討する。相手の矛盾なども見るのであるが、それは真実を見極めるために行う作業で、相手に矛盾があってそれを非難するためではない。被害者は悔しいから相手のウソに目が行くが、大切なのは真実を見極める行動だ。

もっとも、事故現場の再現についてはある種のフィクションは必ずつきまとう。時速40キロの制限速度で走っていました、なんて話は誰が信じるだろう。しかし、それも通用してしまうことがある。被害者、加害者、どちらが緻密に、合理的に説明しているかで勝負は決まる。