名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.06.07 水曜日

通院頻度について

傷害慰謝料額は、基本的に入通院の期間で判断されます。
たとえば、入院がなく、通院が5ヶ月間という場合、67万~123万の範囲が基準とされています(裁判の基準とされている、いわゆる青本を根拠にしています)。
ただし、通院頻度が低い場合、すなわち、通院期間に比して通院実日数(実際に通院した日数)が少ない場合は、特別な計算をすることになります。
細かい計算過程は省きますが、その特別な計算とは、通院実日数×3.5です。これによって算出された期間を通院期間としてみるのです。
たとえば、上記の入院がなく、通院が5ヶ月間という場合、67万~123万の範囲が基準とされていますが、通院実日数が10日しかないとなると、通院頻度が低いということで、10日×3.5=35日を通院期間として慰謝料額が判断されます。35日は約1ヶ月ですので、16万~29万が範囲とされています。
このように、慰謝料額の基準は一律に明確になっているというわけではございません。
様々な事情を考慮する必要がありますので、是非一度弁護士にご相談いただければと思います。