名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.10.02 月曜日

交通事故 14級と12級

 神経症状の後遺障害は14級から12級へと飛んでしまう。教科書的には14級は明確な医学的な立証はできない場合、12級は他覚所見など明確に医学的に立証できる場合と説明する。しかし、現実の被害はこのようにとびとびで生じているわけではない。
 
 画像上一定の所見があるとの診断書はあったものの病的反射などないとされており、14級となってしまった被害者の事件の判決があった。この事件では事故を契機に大きく生活が変化したことを強調した。結果は14級ではあったが、労働能力喪失割合は9パーセントということになった。ライプニッツ係数も7年とういことになった。弁護士費用が認められた。
 
 私たちは12級を目指して戦ってきたが、9%にとどまったのは残念という他はない。しかし、この種の事件で14級5%からさらに上を得たことはおそらく非常に前進した判決ではないかと思われる。詳しい分析はまたこのブログでも報告したい。