名古屋E&J法律事務所ブログ

2017.10.23 月曜日

高次脳機能障害と介護

 高次脳機能障害は脳全体がバランスよく害されるわけではない。ある部分は正常で、ある部分が害される。一人で買い物ができるかと思うと実はスーパーまで行くことができない。行っても帰れないということがある。しっかりしているようで調理は全くできず、コンロに火を入れたことをすっかり忘れてしまって、放置して危険と言うこともある。こうした、被害者について医療機関などで被害の認定などはできるかもしれないが、被害の程度を立証するのは容易ではない。
 
 私どもがよく苦労するのは、介護の問題だ。将来の介護費用を請求する場合に、常時介護、随時介護の区別がある。全社は常に誰かが付き添っていなければならないと言うレベルであるし、後者は24時間とは言わないが時々は必要と言う場合だ。一日あたり、いくらぐらいかと言うのは被害者の被害のレベル、介護の必要性のレベルによる。
 
 一日の生活を丹念に聞き、夫や妻がどの程度介護に関わっているかを裁判所にアピールすることになる。