名古屋E&J法律事務所ブログ

2018.02.06 火曜日

交通事故 遷延性意識障害(植物状態)事件の弁護活動

 交通事故により植物状態になることもある。私自身交通事故による遷延性意識障害の事例の経験はないが、医療過誤によって植物状態になった事例はいくつか経験している。出産事故によって重度の障害持つに至った事例、急性喉頭蓋炎によって急速に呼吸困難となった事例などいずれも低酸素により脳に重大な障害を負った事例だ。
 
 こうした事件では、食事を自力でできない、呼吸すら困難で痰のことをいつも心配しなければならない、褥瘡防止のために体位を返還しなければならない、排泄も自分ではできない、入浴、着替え、マッサージなど家族の苦労は筆舌に尽くしがたい。
 
 なによりもつらいのは、昨日まで元気だった被害者の変わり果てた姿だ。これまでの医療過誤事件ではやり場のない怒りを被害者は裁判によって気持ちに整理を付けようとしていたかのように見える。私の場合、こうした事件を扱う場合には頻繁に依頼者を打ち合わせをする。依頼者とともに弁護団会議を開き、依頼者とともに問題点を検討し、依頼者とともに弁護方針を組み立てることにしている。