名古屋E&J法律事務所ブログ

2018.08.07 火曜日

交通事故 ヘッドライトと過失相殺

 当事務所では定期的にケースカンファレンスを行っている。難しい交通事故事件について担当者が問題提起して事務所全体で議論する。
 
 今日は過失相殺が問題となった。過失相殺は「判例タイムズ」が過失相殺の特集別冊を出していて、実務では大きな影響力を持っている。今回の課題は杓子定規な判例タイムズの基準をいかに現場に合わせて修正するかだ。
 
 そのなかで、夜間ヘッドライトの存在は過失相殺にどのように影響するかが問題なった。ヘッドライトがあれば予見しやすい。見通しのよい交差点の事故では非優先道路の加害者の過失が加重される。
 
 見えやすくなると言う点では被害者も同じで、双方見えやすくなってお互い様とも考えられる。しかし、見通しがよい上に、見通せる状況があれば加害者の悪性はさらに高まるということなのだろう。注意義務ある者に過失が加算されるという発想は別のところでも使えそうだ。