名古屋E&J法律事務所ブログ

2018.08.10 金曜日

交通事故 素因減額

被害者側のもとからあった病気も手伝って、交通事故被害が拡大したという場合には素因減額と言って、被害者側の事情から減額する。これは最近ではかなり確立した考え方なのだが、被害者としては納得できない。

 
 もとからあった事情にしろ、そういう人が世の中にいることは確かだ。もとからあった病気、なんらかの傷害を考慮することは、ある意味、その人が社会で人として尊重される権利を侵害されるというようなところがある。
 
 素因があろうがなかろうが、事故がなければその結果は生じなかった。事故によって結果が生じた、その結果について全責任を負うべきではないか。というので、私は素因不考慮説に与している。