名古屋E&J法律事務所ブログ

2018.05.14 月曜日

交通事故 休業損害と休業期間

 休業損害は実際に休業した期間を言う。
 実損を賠償するので有給休暇を利用したり、休職扱いしたような場合に支払われるのが原則だ。
 
 サラリーマンのような場合、比較的単純に解決できる。実際には無理して出勤したんですけどね。という点で、がんばる人ほど少なくなるが、不合理だと思うが、これはそういうものだということで諦めてもらう他はない。
 
 ややこしいのは、何が休業か分からない事例だ。
 主婦、事業主、失業者、どこからどこまで休業ととらえるか分からない。
 
 このあたりも損保側も心得ていて、ある程度は被害者の言い分を聞いているようだ。しかし、頸椎捻挫、他覚所見無しというような事例では非常に厳しく出てくる。特に半年以上治療を継続している場合は休業どころか、治療さえ必要ないと言ってくることもある。
 
 このあたり、実務的にはどうしているのだ。と聞かれると、実際には千差万別で単純に答えられない。
 ① 治療経過を明らかにして休業期間を一定決める場合(いつも寝ていましたとか)
 ② 通院期間を明らかにして休業内容を決める場合(1回通院に行くと1日の3分の1つぶれますとか)
 ③ 依頼者の了解を得て保険会社との間で適当に合意してしまう場合
 
 いろいろある。裁判になってもよく分からないことがある。