名古屋E&J法律事務所ブログ

2018.10.28 日曜日

交通事故 自賠のみの加害者(Yahoo回答集)

交通事故の被害者です。加害者は自賠責保険しか入っていません。
ひどい事をされたのだから、きちんと賠償してほしいのですが、
弁護士をお願いした方がいいでしょうか?
実母が歩行中に車にひかれました。過失は100対0です。
国道沿いの大きな道路で信号待ちしている母に車が突然ぶつかってきました。
加害者が運転中に意識を失い、母を突き飛ばして、電柱に衝突。車は前方がすっかりつぶれていました。
加害者は薬を飲み忘れて、貧血を起こし意識を失ったようです。
母は大腿骨骨折して、全身裂傷や打撲などでひどい状態です。
現在は入院中で、おむつに排泄して、寝たきりです。
骨折の手術の後はリハビリ2ヶ月くらいかかると言われています。後遺症も心配ですし、当分介護も必要でしょう。
母は74歳で、老後はダンスなど趣味を楽しむ予定でした。本人は全労災に加入があったので、いくらかは保険金はでます。
父は昨年亡くなり、三女と2人暮らしです。同居の家族は免許無しなので、弁護士費用も保険ではでません。
相手は任意保険に入っていないので、自賠責保険のみの補償しか受けられないようです。
交渉なども直接相手との話し合いしなければなりません。
加害者は会社の経営も思わしくなく、支払能力がないような人だと警察から聞きました。
加害者も骨折したようですが、すぐに退院していて、謝罪に来るとは連絡がありました。
こんな場合は弁護士を入れた方がいいのでしょうか?

 
 

自賠責保険に対して直接請求し、自賠責から可能な限りお金を引き出していくことが必要でしょう。国民健康保険などを利用して治療費を抑えていくことも必要になるかも知れません。こうした手続きのレベルであれば、弁護士、行政書士でも変わりません。交通事故を専門に手がけている行政書士であればそちらの方が安価でかつ詳しいかも知れません。

被害者との関係では弁護士に介入してもらい、示談を進めていくのがよいかと思います。自賠責にしか入っていないということですから、資力が乏しいため完全賠償は無理かも知れません。その場合、分割払いなどによって解決することになります。その際、どのようにして返還していくつもりなのかといった事業内容について理解しておくことも必要でしょう。決算報告書も提示させることができればそれに超したことはないかと思います。取引先、銀行なども聞き出せれば将来役立ちます。

示談相手が個人だけなのか、会社もはいるかは法律的な判断が必要なので弁護士と相談しなければなりません。自動車の所有者もどうなっているか念のために調べておくことも必要でしょう。

示談の形式は即決和解の形式をとるか、公正証書を利用するかして判決と同じ効力を得ておく必要があります。但し、これも相手が応じなければできません。