名古屋E&J法律事務所ブログ

2015.06.19 金曜日

交通事故 むちうち症と反射

 うちの若い弁護士が現在12級を争っている。頚部のヘルニアが認められ、主治医も影響ありとしている。しかし、裁判所は納得していないというのだ。
 
 裁判所の考え方は反射に関する所見が陽性である必要があるというのだ。確かに、圧迫所見と行っても何なく軽い圧迫だ。反射などについて所見がとれなければ神経症状としては軽いという判断なのだろう。
 
 しかし、反射の所見自体が常に取れるとは限らない。事故後に体の変化が生じていることも明らかだ。患者のエピソード、容態から判断し交通事故が原因していることは明らかだ。現に14級は認定されている。
 
 そうなると、後遺症として重要なのは医学的な所見というよりは、現実にどの程度の労働能力の制約があったかという点だろう。この点を無視して単純に反射だけからうんぬんするのはどうかと思う。この裁判官は自賠責尊重主義者というところか。偏見ある裁判官なら忌避でも申し立てるかな。