名古屋E&J法律事務所ブログ

2018.09.11 火曜日

交通死亡事故についてなんですが・・・・・・

7月に23歳 男性 未婚の親族が交通事故で亡くなりました。
家庭は、母親と妹との3人の母子家庭です。
親族 被害者A 加害者B23歳
Aはバイクで国道を右折Bは車で国道を直進でした。
お通夜の日にBの両親からお通夜に行かせてもらってもいいですかと連絡がありましたと警察から言われ
分からないようにならいいですと言いました。
それから何回か両親が謝りたいと警察に連絡がありましたが母親はまだ会いたくないので連絡先は教えないで下さいとお願いしていました。
1ヶ月が過ぎBの保険会社が来て話しをしましたが警察の書類が出来ていないので保険での支払いに関しては何も言えませんと言われ病院代もそのままで気になってるので尋ねるとAの母親に立替えて払ってもらうとか言うので、BにAの母親が病院代はどうすればいいですかと言われてますと保険会社から伝えてもらうと交差点での直進と右折の事故で自分は悪くないので病院代は払いませんと言っていると保険会社から連絡がありました。
10月中旬にAの母親が警察からAの生い立ち等の聴取をしました。
そして保険会社にもう百か日も終わったのでBに会うので11月になったら連絡くださいと保険会社に伝えてもらった返事が
警察の刑事録を見てから決めますとの返事でした。
あれだけ謝りたいと言っていたのに会うと言ったとたんこの返事はないと思いませんか?
人が1人死んでるのに BはAの仏壇に手をあわせて謝る義務はないのですか?
このままでは納得できませんどうすればいいでしょうか?
直接電話をして言いたい事言ってもいいのでしょうか?

 

交通事故の場合、民事、刑事の双方の責任がかかるため、加害者側としてはどうしても防衛的になります。しかし、これはけっして加害者にとっても得策ではありません。任意保険に入っている場合には民事上の責任が加重されたとしても実際には実害がありません。むしろ、人を死に至らせたのに謝ることもできないという両親の呵責にさいなまれることになります。また、刑事事件についても、こうした事故の場合、通常は刑事裁判になります。その場合、謝罪もなければ情状は悪くなります。
 
もちろん、無罪を争う場合は謝罪もしない場合があります。しかし、無罪を争う場合であってもやはり人を死に至らせている以上、人の道として謝罪や仏壇に手をあわせることも必要ではないかと思われます。
 
保険会社は被害者との接触をやめさせることがあります。軽い事故ならともかく、死亡のような重大事件についてそのような姿勢は私は誤りだろうと考えています。私が仮に加害者側の弁護人に就任していたとしたら、謝罪を勧めます。仮に無罪であることを主張する場合でも謝罪や仏壇に手を合わせ、少しでも被害者の慰謝に努めるよう勧めます。
 
法律上の謝罪義務はありません。
相手に弁護士がついていないのであれば、直接交渉することは可能です。しかし、保険会社と話してくださいとかたくなに言われてはじき返されることがあります。その場合はさらに悔しい思いをするかもしれません。
どうしても納得できない場合には、断固たる刑事処罰の要求を捜査機関にすることになります。その最たる方法は刑事告訴なります。刑事告訴の場合、警察がなかなか受理しないことがあります。そのような場合には弁護士と相談して方法をお聞きになるのがよいかと思います。