名古屋E&J法律事務所ブログ

2018.09.15 土曜日

交通事故 物損の過失相殺

 交通事故では物損の処理が先行する。この時、追突事故でない限り過失相殺の問題が出てくる。人損に比較すれば金額も小さいので被害者もそれほどこだわらず物損の示談を結ぶ。
 
 よくある相談だが、物損では過失相殺を認めて示談したが、人損では認めたくないという相談がある。
 
 影響はないと言えばうそになるが、実務的な感覚からすれば、影響はほとんどない。過失相殺は被害者側に落ち度とされる部分があるかないかという事実の問題であって、合意の問題ではない。裁判実務でも被告側から物損での示談を盾に過失相殺を立証する例はほとんど経験しない。