名古屋E&J法律事務所ブログ

2018.10.26 金曜日

交通事故 高次脳機能障害と症状固定

 症状固定は「傷病に対して行われる医学上一般に承認された治療方法をもってしても、その効果が期待し得ない状態で、かつ、残存する症状が、自然経過によって到達すると認められる最終の状態にに達しないとき」というような説明をされる。
 
 高次脳機能障害の場合、そもそも障害の程度を定量的にとらえることが難しい障害なので、いつ安定した状態になったと認められるか分からないことがけっこう多い。患者にしてみれば、もっとリハビリしたい、治療を続けたいという要求があるため、中々症状固定に至らない。
 
 非常に悩むのだが、結局、医師にダイスを振ってもらって決めるような所がある。私の依頼者で、症状固定時期が非常の難しい例があるが、この人の例は「握力の推移」を基準に決めている。こういうところを思いつくところは、やはり自ら苦しんでいるからかもしれない。