名古屋E&J法律事務所ブログ

2018.10.31 水曜日

交通事故 カルテを読み解く

 むち打ち症などでは、弁護した直接本人に確認した被害と医師が診断書に書いている被害と異なる印象を持つことがある。見た感じ重いと思うのだが、非常に軽く書いていあることがある。
 
 例えば、本人に腰痛があって痛そうにしているのだが、カルテや損保への報告書を見ると、腰痛はないと記載されあったりする。こういう場合、カルテは信用できないということになる。しかし、これはカルテが信用できないと言ってるだけで、本人に真実強い腰痛があることの立証には成らない。
 
 そうなると、「うそを言っているようには思えない」というところを明らかにする必要がある。
 「身体表現性疼痛」という便利な言葉があって、「心因性の要因の関与も否定できない」などと表現されてしまう。
 
 しかし、カルテを順番に読み解いていくと、治療の中心は常に腰痛に向いており、医師もどうも本当に痛そうだとは思っている様子が浮き出てくる。難しくって、時々、泣きたくなってしまう。