名古屋E&J法律事務所ブログ

2018.12.08 土曜日

交通事故直後の通院について

 交通事故に遭ってしまった直後、どれくらい病院に通ったら良いのかというのは難しい問題です。もちろんまずは治療が第一ですから、可能な限り通院を続けるべきです。


 そうはいっても、多くの人は仕事も忙しい中毎日のように通院するのは難しい、という事情があります。
 ただ、ある程度通院を続けても、痛みがとれないとか違和感が残る、ということはあり、場合によっては一生この症状と付き合っていかねばなりません。その場合でも、治療費は一定の期間で打ち切られてしまいますから、後は賠償金、つまりお金の問題とならざるを得ません。この「賠償」の部分に関わる弁護士としては、賠償の場面においても通院の事実が重要となることをいつもお伝えしています。

 上記のような症状が残る場合、後遺障害が問題になりますが、後遺傷害の有無の判断にあたっては、症状固定前後の通院の実績がみられているからです。
また、後遺障害を認定する自賠責の算出機構では、通院が一ヶ月以上間があくと、よほどの事情があっても、その後の治療を考慮しない運用になっています。いかなる事情があっても、通院と通院の間を一ヶ月以上あけることはお薦めしません。

また、整形外科などの病院の了解を得て接骨院などに通うことも症状改善のためには良いことですが、病院へ行かず接骨院だけに通院しているような場合、後遺障害の判断にあたりマイナス要素になっているようです。

 こういったことを踏まえながら、交通事故直後のつらい時期を乗り切って頂く必要があるのです。

(この記事は弁護士 小島寛司 が担当しました)
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